先日、あるテレビ番組で鉄斎展(文人画・富岡鉄斎1836~1924)が紹介されており、
興味深く見ていたのですが、なぜか蓮月さん(鉄斎に大きな影響を与えた尼僧で、
幕末の歌人・陶芸家の大田垣 蓮月 おおたがき れんげつ)の方に興味が行き、
当店から車で10分ほどの西賀茂にある神光院へ行きたくなりました。
ひっそりとたたずんだ神光院は、蓮月が晩年、住居としていた庵がある所ですが、
同時に、東寺・仁和寺と並ぶ京都三大弘法としての寺院でもあります。
ちょうどこの日は、空海が中国から伝えたとされる、厄除けの祈祷「きうり加持」が行われていました。
ご加持でキュウリの中に病を封じ込め、その後、家に持ち帰って体の悪いところをなでて土に埋め、
病気を退散させるというものです。
私もあとで地中に埋めたいと思います。