おかげ様で、忙しかった紅葉時期がおおむね過ぎ去ったので、
先日、休みを利用して京都を抜け出し、三重県の伊勢神宮まで行ってきました。
こういう時いつも思うことなのですが、長年京都に住んでいると、
三重や奈良などの旧跡には京都のそれにはない独特の落ち着いた雰囲気があり、
何か癒されるものを感じます。
写真は、内宮(正式名は「皇大神宮」こうたいじんぐう)の正宮です。
ご祭神は、言わずと知れた天照大神(あまてらすおおみかみ)ですね。
皇室の祖神で、日本民族の総氏神とされている神さまです。
一度でも訪れた方には、よく分かると思いますが、その整備された境内や大杉、
また五十鈴川に心を洗われる思いがします。
このことは、西行(鎌倉期の歌人。武家出身で、後に仏門に入った)が
伊勢神宮を参拝した時に詠んだとされる
「何事のおわしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」
という歌にも表されているように感じます。
訪れたことのない方にも、一度は参拝をおススメします。
その後は、通称「おかげ横丁」で美味しいものを堪能しましょう。