京都・大原にある寂光院(じゃっこういん)の歴史は、とても古く
聖徳太子の創建とされるそうですが、
それよりも、平清盛の娘で、安徳天皇の母でもある建礼門院が、
平家滅亡後に隠棲した所、つまり「平家物語」ゆかりの寺としての方が有名ですね。
秋晴れのある日、ふと訪れると、まだ拝観時間には早かったようで・・・、
とりあえず門前にて。
ちなみに、寂光院など、仏教寺院でよく見る「寂」という文字は、
「さびしい」という意味ではなく、
「迷いがある状態から抜け出した境地、涅槃(ねはん)」のことを指すようです。