ふと訪れる(護王神社)。

護王神社

先日、あるお茶会で使われるお菓子の配達で訪れました。

平安京の建都に貢献した和気清麻呂(わけのきよまろ)が、ご祭神の護王神社。

写真正面の狛犬(こまいぬ)ならぬ「狛イノシシ」がユニークですが、

足腰の神様としても有名な神社です。

その言われは遡ること奈良時代・・・

和気清麻呂の進言により、皇位を狙ったとされる僧・道鏡は失脚します(道鏡事件)。

野望をくじかれた道鏡は、清麻呂の足の腱を切った上、流罪に。

さらには、流罪地へ向かう清麻呂を襲わせるために刺客まで放ちました。

足の腱を切られ、立つことすらできなくなった清麻呂公ですが、

皇室を守った神様に感謝するため、宇佐八幡へ立ち寄ることに。

すると、どこからか三百頭ものイノシシが現れ、清麻呂公の輿(こし=乗り物)の周りを囲み、

道鏡の放った刺客から守りながら、十里の道のりを案内してくれたそうです。

清麻呂公が無事に宇佐八幡での参拝を終えると、不思議なことに足の痛みは治り、

再び歩けるようになっていたとのことです。

 

 

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