趣味や健康のためにランニングというのなら、自分のペースで楽しく走れば良いのですが、
大会に向けて自己ベストという事になると、少し強度の高い練習も必要になってきます。
そこで今回は、タイム短縮に最も効果のある練習方法と言われる「インターバル走」について少々・・・
これはもともと1952年のヘルシンキオリンピックで、
5000m、1万m、マラソンの長距離3種目で金メダルを獲得したエミール・ザトペックという選手が
行っていたことで世界的に広まったトレーニング法です。
そこでは、急走(速いスピードで走る)と休息(ゆっくりのスピードで走る)という
2つのイベントを組み合わせて行うトレーニングであることから、インターバルと名付けられたようです。
最大心拍数に近い運動強度まで追い込み、次に短い時間で心拍数を可能な限り落とし、
また最大心拍数近くに上げるということを繰り返すため、心肺機能を強化することが可能になります。
「へー、立派な理論をご存知ですな。で、その効果の程は?」
「いえいえ、しんどいだけですよ。私はアスリートではなく和菓子屋ですから。
それより走っていると、たまにキレイな空模様に出会うことの方が実は楽しみなんですよ・・・ほら!」
「え?」