何とか、サブ4(フルマラソンを4時間以内で完走)出来ました。
ひとえに、周りの方々に感謝の一言です。
また、私事で恐縮ですが、今回サブ4達成できたのは、
IPS細胞の山中教授のおかげ様だったという事を付け加えておきます。
コース前半は、腕時計を見ながらマイペースで快走。
15キロほど過ぎた所で、にわかに周りの声援が多く、自分の事かと思いきや
「山中先生頑張れ~!」と・・・横を向けば、何と世界の山中教授が並走(走る姿も知的だっだ)。
頭脳では勝てなくても、走ることなら!という自分勝手なライバル意識が湧き、颯爽と追い越す。
これが後半起こるドラマの序曲とは知らず、その後は、また順調に快走。
30キロ過ぎ、ゼッケンに(みそちゃん)とプリントされた独特なフォームで走る
中年女性と追い越し追い抜きの展開になり、追い抜かれる度に、
この女性のTシャツの後ろに、自筆で書かれたと思われる
「苦しさはやがて消える。あきらめた事実は永遠に残る」という文字を見ることに。
これを何回も繰り返すうちに、このメッセージが私の心に刻まれる始末。
35キロ地点の「苦しさを消す」ために、あきらめず(みそちゃん)をついに引き離す。
しかし、その影響のためか、そのあと足が思うように動かず徐々に失速。
「これでは、サブ4無理かな?まぁ無事に完走目指そう」と、
目標を下方修正したその時、後方の声援が又にわかに盛り上がる「山中先生頑張れ~!」と・・・
(みそちゃん)の次は山中教授か!
もうここまで来ればゴールまで後7㌔ほど。
こうなれば何が何でも山中教授より先にゴールだ!と訳の分からない目標に軌道修正。
反して山中教授は、テレビと書かれたゼッケンの並走用ランナーと小さなビデオカメラを
持って走る3人で(もちろん私の存在など一顧だにせず)終始談笑しながら快走。やっぱり知的。
こちらは、ガス欠・悲壮な面持ちで勝手にペースアップし追い抜く。
ラスト・京都大学辺りで、またもや笑顔を絶やさない山中一団に抜かれる・・・もう足が限界だ。
“待って~”という虚しい私の想いをよそに、山中伸弥とプリントされたゼッケンの後ろ姿が、
みるみると小さくなって行くのでありました。
そして何とかゴール! でも、おかげで完走4時間切れました。感無量・・・
ありがとう、見知らぬ(みそちゃん)。そして、私の走力を最大限に引き出して頂いた、偉大な教授。
最後になりましたが16000人の各ランナーをサポートされた方々、大会関係者、
そして小雨も降る中、沿道でサポートしていただいた多くのボランティアの皆様方に、
改めて感謝申し上げます。