今年のお月見(中秋の名月)は、9月15日(木曜日)にあたります。
そこで当店のポスターにも、月と兎が登場(少し見づらいですが)。
「月にはウサギがいる」という言い伝えは、日本や中国などで古くからあるそうですが、
元々は、インドに伝わる仏教説話が、中国を経て日本に渡来し
『今昔物語集』などにも収録されているそうです。
その内容とは、昔むかし・・・
サル、キツネ、ウサギの3匹が、
山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。
3匹は老人を助けようと考えた。サルは木の実を集め、
キツネは川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。
けれどウサギだけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった・・・
自分の非力さを嘆いたウサギは、何とか老人を助けたいと考えた挙句、
サルとキツネに頼んで火を焚いてもらい、
自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだそうな。
その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、
ウサギの捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、ウサギを月へと昇らせたと・・・
一方時代は変わり、現在の研究によれば、こんにち地球から見える月兎の形は、
39億年以上前、月に衝突した巨大隕石によって出来た盆地の形だそうです。
どちらを信じるかは別として、
当店では、美味しい「お月見団子」はご用意しております。