前回このブログでご紹介した桜餅。 その桜餅になくてはならないのが桜の葉です。
お客様の中には、この桜葉の塩漬けを作りたいので教えて欲しいという方もおられますが、
残念ながら普通見かける“ソメイヨシノ”の葉では、あの特有な香りを出せないのが事実です。
当店で使う桜餅の葉は、伊豆半島の大島桜。また大島桜の葉の裏側には産毛が無いので、
お菓子を巻くのにも最適です。
生葉の時には、桜葉特有の香りが少ないのですが、
じっくりと塩漬けされるとベッコウ色に漬けあがり、特有の香りが漂い桜葉漬が完成します。
この香りの成分は“クマリン”と言います。何だか、とても可愛い名前ですね・・・