いわゆる十五夜お月さんは、毎年、月日が変わるので少しややこしいのですが、
今年は9月8日(月)にあたります(前回も少し触れましたね)。
つまり、その日は「中秋の名月」と呼ばれるお月見の日です。
また月見と言えば、団子を思い浮かべる方も多いかと思いますが、
よくイラストなどでお目にかかるのは、三方と呼ばれる台に積み上げた、白くて丸いお団子。
でも実はこれ、関東方面の月見団子なんです。
京都で月見団子といえば、こちら(上の写真)になります。
何をイメージしているのか、お分かりでしょうか?
キノコ、または、何かの生き物・・・
少しイメージを膨らまして、月にかかった雲?
いえいえ・・・これは昔、十五夜の頃に収穫されたばかりの里芋を
お月様に供えたことにちなんだ形なんです。
なので、十五夜の月は別名「芋名月」とも呼ばれています。
その「芋」の形も、時代を経て、店により様々にデフォルメされているので、
そんなことも楽しみながら、召し上がっていただければ幸いです。