以前にも触れたことがありますが、京都ではこの日を「夏越の祓」(なごしのはらえ)として、
半年間の心身のけがれを祓う行事をする神社が数多くあります。
上の写真は、右京区にある斎宮神社の茅(ち)の輪です。
鳥居の奥に見える茅(ちがや)で作った輪をくぐることにより穢れを払うとします。
また同時に、長寿を祈る行事でもあり、『拾遺集』の中に、
「水無月の夏越の祓する人は千年の命延ぶといふなり」
(六月の夏越の祓えをする人は、寿命が延びて千歳の命を得るということだ)という歌があります。
でも・・・「花より団子」ではありませんが、
とりあえず「水無月」を美味しく食べて夏を乗り越えましょう。