京橘はんなりブログ

姫椿。

2016/12/13

姫椿12月も半ばとなり

段々と慌ただしくなってきました。

そして、生菓子も冬バージョンに。

写真は、姫椿といいます。

花としての正式名は、山茶花(さざんか)なのですが、

「ひめつばき」の方が、お菓子らしい名前だと思い

作っております。

 

 

 

 

 

坂本律院にて。

2016/12/7

律院1写真は、ある知り合いの方の紹介で訪れた

律院というお寺です。

住職は、叡南俊照(えなみしゅんしょう)大阿闍梨。

有名な比叡山延暦寺の荒行「千日回峰行」を

戦後8人目に達成された方です。

千日回峰行とは、満行までに7年を要する壮絶な苦行。

約30kmの道のりを1000日間(ほぼ地球一周)歩き、

その間にも他の修行が織り交ぜられているとか。

行不退といわれ、一旦行に入るとやめることは許されず、

そのため、白装束に死出紐と短剣(いずれも自害用)、

そして三途の川を渡るための船賃(6文銭)をもって歩くことになります。

よって比叡山の永い歴史の中で、これまでの満行者は40数名しかおられないとか・・・

「きっと近寄りがたい孤高の存在に違いない」と勝手に想像を膨らませて、

緊張しながらお会いすると、誰にでも分け隔てなく柔和に接して下さる徳のあるお坊様でした。

色々と貴重なお話を聞くこともでき、最後には美味しい精進料理も頂きました。

何事もご縁とのこと。興味のある方には是非お勧めします。

律院2

 

 

諸国銘菓。

2016/11/27

西武 池袋

今月の25日から、東京の西武池袋本店の諸国銘菓にて、

当店の「貝合わせ最中」「本栗餅」「京はんなり餅」が

販売開始となりました。

全てお買い求めやすい4個入りです。

よろしければお立ち寄りくださいませ。

 

 

水尾の里。

2016/11/6

水尾の里先日、機会があり嵯峨水尾を訪れました。

京都に住んでいる者としては、

水尾は「柚子の里」として有名ですが、

全国的な知名度はどうなのでしょうか?

平安前期の清和天皇はこの地をこよなく愛し、

水尾帝とも呼ばれたように、由緒ある土地でもありますが・・・

車で行くにも、細く長い山間を通るしかありません。

京都市内に残る数少ない「秘境の地」とも呼ばれる所以です。

保津峡を越え、しばらくすれば視界は拡げ、

至るところに瑞々しい柚子の黄色が目に入りました。

これから寒くなれば、柚子を使った美味しい和菓子を作る季節でもあります。

 

 

初秋。

2016/10/27

初秋木の葉も少しづつ色付いているようです。

日中は少し暑く感じる日差しも、

朝晩は冷え込むことが多くなってきました。

また寒暖さで体調を崩しやすい季節でもあるので、

気を付けたいところでもありますね。

少し疲れたなと思った時には、

ホッと一息、

温かいお茶と和菓子でもいかがでしょうか。

 

 

 

 

秋の味覚。

2016/10/18

栗1栗の美味しい季節になりました。

栗と聞いて、どんな食べ方を連想するでしょうか。

そのまま蒸したり、焼いたりして

中をくりぬいて食べる場合もありますが、

その固い皮をむいてから食べるとなると

少々(結構な)手間ひまが掛かります。

左の写真は、高知県から届いた新栗。

外側の茶色い皮は鬼皮と呼ばれるもの。

これを剥(む)いても、そのすぐ下に、

渋皮という、これまた剥(む)きにくい厄介な皮が控えています。

そしてようやく食べられる身が登場。

栗2ここまでくると、後は煮るなり焼くなり自由に扱えますが、

今回は、美味しい和菓子に変身していただきます。

 

 

 

台風一過。

2016/10/7

白雲神社

10月になってようやく秋らしい天気になりました。

それにしても台風の情報に振り回される9月でしたね・・・

そんな先日、休日にふと京都御苑(京都では御所と呼んでいますが)を

散策していると御所内に偶然、

白雲(しらくも)神社という小さなお宮を発見。

ご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、

つまり弁財天様とのこと。

この白雲神社は藤原家の一門の公家・

西園寺(さいおんじ)家ゆかりの神社で、

当初は、西園寺家の別荘・北山第にあったそうです。

ちなみに、現在この北山第に建っているのが金閣寺。

京都に住んでいても、まだまだ知らないことばかりだと気付かされます。

 

 

彼岸明け。

2016/9/25

小萩お彼岸中は、おかげ様で色々と忙しくさせて頂きました。

写真は、この時期のお茶会で使っていただいた生菓子です。

この時期に咲く、秋の七草の一つ、萩(はぎ)の花は

いかにも日本的で、強い主張のない控えめな美しさがあります。

京都でも今頃が見ごろでしょうか。

 

 

月兎。

2016/9/12

月兎2月兎1

 

今年のお月見(中秋の名月)は、9月15日(木曜日)にあたります。

そこで当店のポスターにも、月と兎が登場(少し見づらいですが)。

「月にはウサギがいる」という言い伝えは、日本や中国などで古くからあるそうですが、

元々は、インドに伝わる仏教説話が、中国を経て日本に渡来し

『今昔物語集』などにも収録されているそうです。

その内容とは、昔むかし・・・

サル、キツネ、ウサギの3匹が、

山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。

3匹は老人を助けようと考えた。サルは木の実を集め、

キツネは川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。

けれどウサギだけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった・・・

自分の非力さを嘆いたウサギは、何とか老人を助けたいと考えた挙句、

サルとキツネに頼んで火を焚いてもらい、

自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだそうな。

その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、

ウサギの捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、ウサギを月へと昇らせたと・・・

 

一方時代は変わり、現在の研究によれば、こんにち地球から見える月兎の形は、

39億年以上前、月に衝突した巨大隕石によって出来た盆地の形だそうです。

どちらを信じるかは別として、

当店では、美味しい「お月見団子」はご用意しております。

 

 

山科聖天。

2016/9/7

山科聖天

先日あるお客様から、お届けのご注文があり、場所をお尋ねすると

「やましなしょうてん」の近くですと・・・

「やましな」は京都ではすぐに分かります。

そこで「しょうてん=商店」だと思い込み、

さて、山科に商店街はあったかな?と思い巡らしました・・・

よくよく聞くと、「しょうてん」とは聖天様のこと。

正式名は、京都市山科区にある寺院・双林院(そうりんいん)で

通称・山科聖天と呼ばれているそうです。

 

ご本尊は、聖天様、つまり歓喜天(かんぎてん)。

ベストセラーになった本 「 夢をかなえるゾウ」で有名になった

ゾウの容姿をした神様「ガネーシャ」ですね。

 

 

「みやこみち」にて。

2016/8/28

近鉄名店街にて8月も終わりに近づいていますが、まだまだ秋の気配は見えませんね。

明日から、京都駅の南構内にある、近鉄名店街の「みやこみち」で

当店の本栗餅のポスターが展示されます。

少し早いですが、秋を感じさせるイメージで作っております。

 

 

冷やし白玉善哉。

2016/8/19

白玉善哉お盆が終わったと言え、まだまだ暑さは続きます・・・

写真は、ご注文製の冷やし白玉善哉(ぜんざい)。

冷たく、つるんとした食感の白玉は、夏に最適です。

ぜんざいには丹波大納言を使うので、小豆の香りが高く、

白玉には欠かせません。

善哉と汁粉(しるこ)との違いを聞かれることもありますが、

当店では、小豆の形が残っているものが善哉。

小豆の形が残っていないものがお汁粉と認識しています。

つまり「粒餡」と「こしあん」のイメージでしょうか・・・

 

 

 

夏の季節商品について。

2016/8/2

夏涼み1夏涼み2夏涼み3夏涼み4まずは、新鮮なグレープフルーツを選び、きれいに洗います。

次に中身を丁寧にくり抜いて、果汁を搾り、寒天液と混ぜ合せ・・・

再び、グレープフルーツの外皮(容器)に流し込みます。

冷やして固まれば、ふたをして完成です。

写真で見れば、一見、簡単に思われるかもしれませんが、

実際はとても繊細な手仕事ですので、大量生産は出来ません・・・

8月は、繁忙期のお盆が控えておりますので、とりあえず

ホームページ上の夏の季節商品については、

9日までの出荷で一旦、ご注文を締め切らせていただきます。

通常商品は常時、取り扱っておりますので、

何卒宜しくお願いいたします。

 

 

 

夏涼み羹(なつすずみかん)の雑誌掲載。

2016/7/22

エンタミクス3エンタミクス1

 

「エンタミクス」という月刊誌の

ひんやり和スイーツ美術館 という特集記事にて

当店の夏涼み羹(なつすずみかん)が掲載されました。

7月20日に発売との事です。

宜しければご覧くださいませ。

 

 

店頭ポスター(風鈴と金魚)。

2016/7/11

2016夏2016夏2

 

7月から、お菓子も葛(くず)や寒天などを使った

涼しげなものへと変わっていきます。

それに合わせて店頭のポスターも夏らしく。

薄く描いたので見づらいかもしれませんが・・・

左は金魚で右は風鈴です。

梅雨明けも、もう直ぐかと。

 

 

2016年のお中元に。

2016/7/4

2016まだ梅雨も続きますが、

7月に入り、お中元シーズンとなりました。

今年も、全国の西武百貨店のお中元のカタログに

当店を含めた、緑茗会(ろくめいかい:前述)の

お菓子を集めたページが掲載されています。

今年のテーマは、「抹茶」と「小豆」と「黒糖」です。

この夏のギフトに是非どうぞ。

 

 

 

 

 

こなし。

2016/6/23

青梅この季節によく作られる生菓子に青梅があります。

このまま梅酒にできそうな感じですが、れっきとした和菓子です。

梅の味がするのかどうか聞かれることも多いのですが、

当店では、茶席で使われることを考慮して中は白あんにしています。

また外側の生地は、外郎(ウイロウ)で作る場合もあるのですが、

写真は「こなし」製になります。

「こなし」とは白あんに小麦粉をさっと混ぜ合せた後に、蒸して作りますが、

関東でよく作られる「練り切り」に比べ、さっぱりとした味わいが特徴です。

また蒸しあがったものをまとめ、糖蜜(シロップ)を加えて

固さを調整しながら揉みこなします。

ちなみに「こなし」という名前はこの作業から来ているとか。

 

 

Junebride.

2016/6/8

Junebride

先日、あるお客様が、結婚式の引き出物にと

当店の紅白上用まんじゅうをお使いくださいました。

洋菓子ではなく和菓子がお好きだとのこと。

6月に結婚することをジューンブライドと言いますね。

諸説あるようですが、

6月の月名である「JUNE」は、

ローマ神話で結婚をつかさどる女神である「JUNO」に由来し、

この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるとか。

そんな思いもお菓子に込めて。

 

 

店頭ポスター(紫陽花)。

2016/5/27

店頭ポスター紫陽花2当店では、かしわ餅の販売も終わり、

「みなづき」に変わりました。

みなづき(水無月)と言えば6月ですが、

そろそろアジサイの美しい季節になりますね。

ということで、重い腰ならず、重い筆を取って

店頭のポスターを描きました・・・

 

みな月は、白生地と黒糖生地の2種類を

販売しておりますが、6月30日の夏越しの祓え、

つまり、みなづきの日には限定で、抹茶生地も販売いたします。

 

 

調布。

2016/5/17

あゆ3

葵祭も終わり、初夏らしい天気が続きます。

上のお菓子は一般に「若鮎」と呼ばれますが、中には

「調布(ちょうふ)」を下さいと言われるお客様もおられます。

調布とは、主に小麦粉と卵と砂糖で作った生地を、熱した鉄板の上で薄くのばして焼き、

求肥(ぎゅうひ)と呼ばれるお餅をくるんだ菓子です。

若鮎の元とも思われる、この調布の名の由来は、はるか昔の律令制時代にさかのぼります。

この時代の税制は租庸調(そようちょう)と呼ばれますが、

租=米、庸=労役、調=布類、と簡単に考えれば良いのでしょうか。

柔らかい餅を、食べられる甘い生地で巻いて“調”に見立てる・・・

いかにも、お菓子屋らしい可笑しな発想です。